ケツを拭いたあとにくる第二波
第二波・・・・
私はこの第二波に何度苦しめられたのだろうか。
エリートサラリーマンである私は、毎朝朝いつも行くトイレがある。
そのトイレは綺麗好きな私にとって最高な環境である。
社会人生活××年の末見出した、スペシャルなトイレットなのだ。
しかし、その便座数は2個。
朝の出社前の限られた時間、幾多の強豪がしのぎを削るクラブワールドカップの如く、
限られた便座の奪い合いが繰り広げられるのである。
私はその便座に座るという権威を勝ち取るため、待つことも厭わない(5分くらいは)。
そしてその限られた便座を獲得できた場合、私は圧倒的スピーディーかつエキセントリックに用を足す。
そのスピードと力強さは常人の想像を超える。
ウサインボルトと曙の常軌を逸したコラボレーションである。
そしてスマートに出社をするのが私の日課である。
話を戻そう。
スピーディーかつエキセントリックに用を足すことが求められる時間、
私はその最中でも外の物音に気を配ることを怠らないのである。
そんなときやってくるのが、そう。
第二波である。
彼は突然やってきて、私の予定を狂わせ、
中途半端な態度でその気にさせては、裏切る。
あの時間はなんだったのか、と後で悔やむこともある。
彼は多忙な商社マンのように、私の気持ちをもてあそぶ。
その間も外からは出社前のエリートサラリーマン達に絶え間ないプレッシャーをかけられる。
そう、個室の中と外で決定的に違うもの
それは、『時間が過ぎるスピード』である。
第二派という名の商社マンと格闘する私にとっての1秒は、
外側の世界にいる彼らにとって10000000000000時間にものぼるだろう。
そんなことを、休日に考えていました。